続♡プリンセス☆ロード
レンはあの後、私を抱き起こすと少しふて腐れた顔をして出て行った。
私は、いまだに騒がしい心臓を必死で抑えていた。
な、なんだか、レンが、レンじゃないみたいだった。
もしリュウが来なかったらどうなってたんだろう…。
私、レンと…?
「や、やだ…。なに考えてんのよ」
ものすごく恥ずかしいことを考えているようで必死で打ち消した。
はぁ…。
ちょっと外の空気すってこよう。
少し落ち着かなきゃ。
でも、私とレンは結婚しているんだから、そういうことをしたっておかしくないんだ。
以前レンとした子どもの話を思い出した。
レンは、子どもがほしいって思ってるのかな?
私とレンの子ども…。
なんか、まだ実感わかないや。
だって、まだ私18歳だし。
レンだって20歳だ。
まだ早い気もする。