続♡プリンセス☆ロード
しばらくして、人魔ということもあり騎士としてのあれこれを身に着けた仁は、ミナトの下で一番隊として働くことになった。
それは、仁たっての願いだった。
ソウシが、いた場所で頑張りたいと、レンに直談判したらしい。
それがどういうことなのか、本当の意味でこの国の騎士として生きる覚悟があるのか、この国を愛する気持ちを持てるのか。
レンからコツコツと言い聞かせられ、それでも決意は固いと言い切ったそうだ。
仁も、ソウシがいることでいい影響を受け、少しずつ心を開いて行ってくれているようだ。
それでも、少しひねくれて育った仁を指導するのは骨が折れるらしく、ミナトはよく泣き言を言いにやってくる。
でも、本当はすごく楽しそうなんだけどね。
ミナトは、新しく一番隊でもう一つの家族を作ろうとしている。
今度は、自分がお父さんなんだと息巻いて。
ロイドは、相変わらず魔王として頑張っていて、依然言っていたもう一つの城を無事立て終えたらしい。
そして、そこにはミナトのお父さんであるウィルさんやジルたちも移り住んだみたい。
まだ、それに反発する悪魔もいるみたいで、その人たちを説得するのに一苦労しているらしい。
そして、リュウはなんと、とうとうカノンさんを王妃に迎え入れることが決まったらしい。
とても嬉しそうな手紙が届いたとレンが教えてくれた。
そんなリュウも、王様としてしっかり国を作っていっているらしい。
キッとユノさんにお尻を叩かれながらも、協力して頑張っているんだろう。
ソウシはというと、今でもレンの側近としてレンの片腕として頑張っている。
あの件以降、ソウシは自分には向いていないと側近の任を降りようとしていた。
それでも、レンがソウシ以外の側近はいらないと断言したことで、ソウシは考え直したみたい。