続♡プリンセス☆ロード



「あんたの大好きな王様に聞いてみればいい。人魔ってなんだとね」

「え…」

「まぁ、教えてくれるかはわからないけど」




さっき、襲った人を目の前にしているというのに、この人はどうしてこうも余裕なんだろう。
私を殺そうとするわけでもなく、ここから逃げるわけでもなく。
いったい、何を考えているの?





「目的は…、秘密」

「バカにしてるの!?」

「バカに?してないよ。なに、あんたが俺に勝てると?」

「…勝つわよ!私は!」

「救いの姫、だっけ?」



私は、カッとなってネックレスを剣に変えると仁に襲い掛かった。
バカにされて、こんな勝ち誇った顔をされて、黙っていられなかった。




「あんたに、何ができる?」

「なによ!」

「あんたは俺に、一太刀も浴びせることはできない」

「そんなこと!」



私の手を蹴り上げ、剣を手から落とすとそのまま腕を掴み壁に押し付ける。
そして、…



「ん!!!?」





唇を押し付ける。






「んん~!!!」




何かが、喉の奥を通る。
なに?!





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