続♡プリンセス☆ロード
「ロイドは、元気していた?」
「ああ。お前に会いたがっていた」
「私に?うん、でも、私も会いたいなぁ」
ロイドも、私とレンの結婚式の時に来てくれた以来。
その時は、あまり話ができなかった。
だから、次会うときはもう少しゆっくり話がしたい。
「悪魔を纏めるのは骨が折れるらしい」
「へぇ。でも、大変そう」
「前魔王に力で押しつぶされていた分、それがなくなり好転する者もいればそうじゃない奴もいるらしいな」
「そっか…。でも、そうだよね」
レンは、椅子に腰かけ小さく伸びをする。
「少し、寝る?」
「…ああ、そうだな…。少し、ほんとに少しだけ…」
私が提案すると、レンは相当疲れていたのかそう答えベッドに移動してバタンと倒れるように寝転がった。
「…お前は、いつでもやれリュウがどうだった、ロイドがどうだった、と他人の事ばかりだな」
「え?どういうこと?」
「……いや、別に、深い意味はない」
それ以上何も教えてくれないレン。
ミナトの声がうかぶ。
―それは、レン様のヤキモチでしょ
もしかして、もしかするのかしら。
それって、やきもち?
ねぇ、そう聞いてもいいのかな?