続♡プリンセス☆ロード
どれくらい、泣き叫んでいたんだろうか。
声が出なくなるくらい叫んで、私は、くらくらする頭でレンに縋り付いていた。
助けて…。
私が、私じゃなくなっていく…。
「助けて…」
そう呟けば、私を抱き締める腕に力を込める。
レンは、震えていた。
「すまない…」
なんでレンが謝るのか。
謝る必要なんて、あるはずがないのに。
「レン…、私…、私ミナトを…」
「言うな。…言わなくて、いい」
「でも…、私この手でミナトをっ!」
殺そうとした。
それは、事実だ。
この手に込められていた力は、殺意があったとしか思えないほど。
でも、覚えていないの。
どうやってあそこまで行ったのか。
自分の部屋で寝ていたはずなの。
気づいたらミナトの首に手をかけていた。