晴れ時々@先生の妹【第2巻】

もっとも、机の上で2つ折れになり、だれきっている生徒が1人いる。



二戸 梨杏だった。



心配をしていた進級もなんとか無事にできたようだが、何故か御機嫌斜めだ。



「どうして、私が1番後ろの列の席の窓側の隅なの?」



中村先生がまた担任だったことは嬉しかったけれど……。



この席、角っこで、落ち着かない。



私の席、決めたのってもしかして中村先生?



だ、としたら……、どうして?

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