晴れ時々@先生の妹【第2巻】
・親父!
――翌日――
―午前4時00分―
中村先生がリビングのテーブルに赤ペンをそっと置いた後、あくびをしながら目を擦った。
「……やっと、残業が終わった。はっーー……」
――俺が普段愛用をしているソファーは結局晩飯を食べずに寝てしまった拓夢に占領をされてしまった。
そして、それから昨夜夕飯を食べ終えた二戸に早くお風呂に入って寝るように促し。
就寝直前の二戸は俺にペコリと頭を下げて「おやすみなさい!」と挨拶をした後、そそくさと寝室へ入って行った……。
あぁーー、俺もゆっくりと眠りたい!
って……、まじ俺の寝る場所、今、床ぐらいしかないじゃないかー!
家の主が、床でごろ寝……。
マジかよっ!?
俺、ゴキブリじゃねっーぞ!
俺、やっぱり、ソファーを取り返したい。
そうだ、拓夢には寝袋を用意しよう。