晴れ時々@先生の妹【第2巻】


連打するインターホンの音。




うるさい、あぁー、……もぉ、うるさいな!




近所迷惑になるといけないと思い、慌ててモニター画面を確認しに行くと人相の悪い男が一人立っている。




一瞬言葉を失い、目を大きく見開く中村先生。




「やっ・べぇっ。おっ、親父が来た!」




真顔のまま体が固まる中村先生。



心の中の余裕は一切ない状態。



きっと、拓夢を探しに俺の家へ来たに違いない。

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