君との出会い
静寂───────
こ、これはどうすればいいんだろうか
お先に失礼しますって、帰るべき?
いや、それもなんかおかしいか。
私はとりあえず桜ちゃんが先に帰るのを待つことにした。
が、
桜ちゃんは一向に動く気配がない。
っ、もしかして、体調悪い…!?
「あのっ…」
「…」
あ、れ…無視?!
体調が悪すぎて返事ができないのかと心配になり恐る恐る近づいて行くと…
「はぁーーーーーー。」
びくっ
桜ちゃんが大きなため息をついた
「もう帰っていいよ」
え…??
「なに?殺られたいの?」
「い、いやいやそんなことは!!!」
「じゃあ帰って、目障り」
め、目障りって、
呼び出したのそちら側じゃないですか…
なんて反論ができる空気では無かったから静かにその場をあとにした。