君との出会い

桜side

「桜…ちゃん?どうして泣いてるの?」






あれ…?



私泣いてるの……?





今まで人前で泣いたことなんてなかったのに…




「っ、見ないでっ!!」




私は後ろを向いた。








って、肩が震えてる時点で泣いてんのバレバレなんだけどね。









「…あんたは…」




「?」






カランッ





私はバットを床に捨てた



もう殴るつもりは無い。





今日だけじゃなく…この先ずっと







「…あんたはいいよね
1人じゃなにも出来ないのに、ただ守られてるだけなのにいつもたくさんの人に囲まれてておまけに渕口君とも話せてて!」



「そんなこと…」






「っあるから!!!」






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