君との出会い
何言ってんの…私。





「あるよ…あるじゃん!
今日だってお昼とか安藤さんたちと食べるつもりだったんでしょ?」




「うん…そうだけど…」





ほら、やっぱり囲まれてんじゃん





「…私には、胸張って友達だと言える人がいない」





「え…。ユリさんとさえさんは…?」






あの人たちは…友達なんかじゃない。





この関係は友達とは絶対言えない。






「ゆりとさえが普段学校サボってるの知ってるでしょ?
私は進学後のことも考えて目に付く悪さはしないようにしていた、だから多分二人の輪から追い出されるのは時間の問題よ」




「なんで…?」





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