君との出会い
「それは………」





私は自分の気持ちを誰かに伝えていいの?





今まで暴力振ってたこの無垢な女に言ってもいいの?




「…桜ちゃんが、なにか理由があって私に絡んでいたのは知ってるよ」




「え…?」







「だって、、私達今まで関わったことなかったじゃない?
初めて話した日に嫌われてるの知って、納得出来なくて考えてたの。」






「それは…」




「あ、無理に言わなくていいからね??
深入りしちゃダメなことってあると思うし…
でも、相談したいことがあるならいつでも頼ってね?
私こんな感じだけど、話聞くことは出来るから」






そういってこの女…



いや、千里ちゃんは笑った






うっ…




だめ、泣いたらだめ。





今までの努力が無駄になる……






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