悲しみの先に見える一つの光
自分の部屋に入った私は
ベッドにダイブした。

『はぁ…もう生きてるのが辛い…』

私はゆっくりと起き
ふらふらとおぼつかない足取りで
勉強机へと向かった。
私は勉強机からあるものを探した。

『あった…私が死んでも誰も悲しまないよね…』

そう私が探していたのはカッター。
カッターを見つけ私は
そのカッターを手首に近づけた。

『死んだら辛い目に遭わなくて済むよね。私が死んでも誰も悲しまないよね。
私はいらない子だから』

そう呟くと私は手首に当てている
カッターを引いた。
手首からは赤い雫がポタポタと
こぼれ始める。

『っ!痛い…痛いよ…』

私はあまりの痛さに泣いた。
そしてティッシュで手首を抑え
包帯を探した。

『はぁ…結局死ねなかった…。
私は弱虫なんだ…』

手首に包帯を巻き終わった私は
ベッドに横になった。
そして決めた。

『私はもう泣かない。誰も信じない』
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