悲しみの先に見える一つの光
授業が終わり下校時間になった。
私はみんなと一緒に帰ったが
呼ばれているので帰宅してから
指定された場所へと向かった。


「あ、遅かったね。待ちくたびれたよ」

『ごめん。それで話って何?』

私がそう聞くと
女子3人がいきなり豹変した。

「あのさぁ、綾佳ってさかまってほしくていつも読書してんの?」

1人の女子が聞いてきた。

『違うけど。読書が好きだから読書してるだけなんだけど [ガッ ] 痛い!』

私はいきなりお腹を蹴られた。

「嘘やめてよ〜wかまって欲しいからでしょ」

私はこの時初めて人に蹴られた。
思っ切り蹴られたせいで
咳が止まらなかった。

「ねぇ、まじさうざいんだよね〜」
「なに、読書して大人しい子演じてるの?うざいよ?」

私は理解できなかった。
好きで読書してるだけなのに。

『はぁ?待ってよ!好きで読書してるだけなんだけど!なんで大人しい子演じなきゃいけないわけ!勝手に決めつけないでよ!』

私は勝手に決めつけられた事に
腹が立ち怒鳴った。

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