キミとゆびきり〜涙の約束〜
その頃教室では、


「…水木」

「…っ」


私は今、
最大のピンチに陥っていた。

なぜまだ日向くんが
教室に居るのか…


パニックになりながらも
自分の机の中から携帯を取り出して、

急いで教室を出ようと
足早に席に向かった。


すると、

ガタン


小さく音が響いて、
顔を上げると…


「…!」


日向くんが目の前に立っていた。
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