キミとゆびきり〜涙の約束〜
「…水木?」

「あ、うん。本当久しぶりだよね!宮崎くん、雰囲気変わってて名前聞くまで分からなかった」

「そういう水木は変わってないよな。初めて見た瞬間、すぐ分かった」

「え、そう?」

「うん。笑った感じとか、雰囲気とかそのまま」



ニコリと笑う宮崎くんは
大人っぽくなっていて、

同じ時間だけ経ったはずなのに
私とは大違いだ。



「で、なんで呼び出したかなんだけど」

「!」

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