キミとゆびきり〜涙の約束〜
でもどうしよう…

こうやって告白されたの
あの日以来だ…


『俺のこと忘れないで』


その瞬間、
頭の中で響く声。

私の目が見開いた。


「だから…、伝えたくて…良かったら友達からでいいから付き合ってほしい」

「っ、」


私はこんな時でも、
日向くんの言葉を思い出して…


『前へ進んでもいいんじゃないの?』


前へ進む…

今、宮崎くんの気持ちを利用して
付き合ったら…

私は楽になれるのかな…


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