キミとゆびきり〜涙の約束〜
そう話した宮崎くんの手に
一瞬力が込められたのが分かって、
私は小さく頷いた。
「…日向くんと、約束したの」
「約束?」
「4年前、日向くんの転校が決まって…日向くんが引っ越す前、私たち会ったんだけど…」
「うん」
会って…、
私たちは気持ちを伝え合った。
でもそれが言いづらくて
再び私の口が閉ざす。
すると、
「大丈夫だから」
頭上から宮崎くんの声が聞こえた。
一瞬力が込められたのが分かって、
私は小さく頷いた。
「…日向くんと、約束したの」
「約束?」
「4年前、日向くんの転校が決まって…日向くんが引っ越す前、私たち会ったんだけど…」
「うん」
会って…、
私たちは気持ちを伝え合った。
でもそれが言いづらくて
再び私の口が閉ざす。
すると、
「大丈夫だから」
頭上から宮崎くんの声が聞こえた。