愛物語((短編))
月曜日。たっちゃんと
登校している。
たっちゃんといる時間を
大切にしようと
思ったから────。
沈黙が続く....
先に沈黙を破ったのは
たっちゃんだった。
「なあ、卒業式にクラスみんなで遊ばね??」
「...うん。最後の思い出にねっ。」
......みんなで。か。
教室に着いた。
たっちゃんはクラスの
みんなに
「卒業式の後、みんなで遊ぼうぜー!!!」
って叫んでる。
昔からかわんないな。
昔を思い出す。
「みくね、たっちゃんのお嫁さんになるの。」
なーんて、言ってたのをうっすら覚えてる。
たっちゃんも
「みくを、僕のお嫁さんにする。」
って言ってくれてた。
たっちゃん覚えてるわけないよなあ......。
1日が終わり、
かえではけいすけと
デートに行った。
あたしは、1人帰る。
家に着くとたっちゃんの
お母さんがいた。