ヤンキーでも先輩が好きです。
2年生になって、受験も考える時期。
あたしたちは、ある意味有名な優等生になった。
そりゃ、バカではなかったし、
だからって運動音痴でもなくて、
それこそ、特技という特技はなかったけど、
やってみたらそれなりにできて。
「あ、亜也斗!」
亜也斗ってのは、美姫の弟で、
これまたイケメン、
「ぁ?」
「なんで二階にいるのよ。」
「知らねぇよ。連れて来られたんだよ。」
「あっそ。」
「なんなんだよ。」
亜也斗はカッコイイから、二階にいると、
女子にハートの目でみられている。
美姫もここらへんでは、有名な美女。
そのうえ家が金持ちってだけあって、
みんなに慕われてる。
杏夢は、どっちかってゆーと、
毛先がカールして、どっちかっていうと、赤系のセミロングだから、
可愛い系。
あたしもね自慢じゃないけど、
スクールプリンセス(3人)って言われてたんだから。
え?2人と一緒だからって?
まぁそんなこと言わないで…。