幼なじみの貴方と私


――学校


彼方君だ…。


あたしは彼方君を諦めるために彼方君のクラスにいかないようにした。

会うたんびに目があってた廊下でも避けるようにした。


今までは目が合うだけでまだ約束覚えてくれてるのかな?
とか勝手に自惚れてたけど七海ちゃんを好きだって知った今はそんな考えはあり得なくなった…。


…………あたしは七海ちゃんみたいに美人じゃない。
童顔だし……。
良いとこなんてどこもない。
………はぁ。


でもこんな暗い考えはもうやめる!!


彼方君の事諦めなきゃダメなんだから!!


頑張んなきゃ!!



………でも……無理だった…。


やっぱ10年以上好きだった人ってそう簡単に諦められるわけないよね…。


でもあたしは彼方君を想ってる事は誰にも言わなかった…。



言えなかった…。



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