幼なじみの貴方と私


いつもは簡単にバレるあたしの嘘がバレなかった事に自分でびっくりした。


あたしって嘘つける酷い女だったんだね……


それから皆で楽しく話してたけど実際なに話したか解らないくらい放心状態だった。



家に帰って………泣いた。


部屋に閉じこもって大泣きした。


彼方君の事が好きすぎるから――。




いつかは諦めなきゃダメなんだって心の奥底で思ってた。


こんなに想っててこんなに好きなのに叶わないんだからいい加減諦めなきゃってずっとずっと思ってた。



でもずっと無理だった。


だけど……もう……諦めなきゃダメなんだよね……。


時間はかかっちゃうかもしれないけど……
貴方を忘れられるようにがんばるよ……




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