毒舌同士
「はい?…消毒って………っえ!??」
…消毒って、こういう意味なのだろうか。
李斗は私の手首を自分の口に近づけたかと思うと、手首を舐めた。
「そっちも…」
「いい!大丈夫だって!」
するとムスっとした顔で私を見て言った。
「俺が嫌なの。
わかんないとかボケてんじゃない?
てか触られたまんまでいいなんて許さない。」
軽く毒舌を挟みながら言い放ち、そのままもう片方の手首にキスを落とす。
「……っ」