毒舌同士



「白神ーーー!帰るぞー!」



「先生?!…あ。」



そうだ、こいつ、わかってたんだ。
先生がもう少しでくること。


私なんて先生を待ってることすら忘れてたわ。



…そうですよ、馬鹿ですよ。

学年1位の頭の彼とは違いますよ。




「すまんな、島崎〜。
島崎も送ってくから安心しろよ!」



「大丈夫です。俺寄るとこあるんで。」



「え?そうなのか?
んーじゃあ気をつけてな!」


「はい、さようなら。」



李斗はそのまま帰って行った。






…先生に気づかれないように私に紙を渡して。
< 33 / 54 >

この作品をシェア

pagetop