浮気彼氏から奪うオトコ。
「別に俺はどうでもいい」
放課後の前に、委員会活動があった。
あたしは廣クンとなれて、嬉しかった。
だけどまさか功クンも同じだったなんて…。
「委員会なんてめんどーだよなぁ」
廣クンがそう呟いて、小さくあくびをした。
あたしは呆れ顔で
「仕方ないよ。庭園委員会なんて、忙しいんだから」
と言うと、明らかにめんどくさいというオーラが伝わってきた。
「キミはめんどくさがりなんだねぇ…。
花を育てるのは、楽しくないの?」
「っは?
お前なんか、ただのもやしだろ」
「もやしに謝ってくれないかな?」
……この2人がそろうと、空気が悪くなる…。