浮気彼氏から奪うオトコ。
「…あんた、何?」
「廣クンに断れって…伝えに…」
「てめぇなめてんじゃないわよ!手紙読んだってことでしょ?!
それってこっちは、気分最悪なんだけど」
「…でもっ…」
「はーぁ…、ねぇ早く別れてよ。あんたと似合わないんだよ」
凄く怖い。怖いよ。
後ろから沢山の女子が出てきた。
「コイツまじうざい。ほんっと、幼馴染なだけなんでしょ?」
「…近所ですけど…」
「ほら!そういう親のコネとか使って、近寄って!最低だと思わないの!?」
「…最低なのは、どっち…?」
「はぁ?!」
あたしは振り返ると、見知らぬオトコの子がいた。
「え…」
「最低なのは、キミたちだよ?」
「っ誰なのよ!」
凄くかっこよくて、でも服装は明らかにチャらい。
真っ黒の服にジーンズ。
それにピアスとかジャラジャラつけている。
「俺は、功組長だけど?」
「ふ、不良だわ!」
女子はすぐさま逃げ去ってしまった。