龍乃一味のカオスな学園生活
「時に丹下」
パチリ。
将棋を指しながら大男…夕城流宗主の夕城 翡翠は言う。
「臥龍はどうしている」
「あ?臥龍?」
パチリ。
駒を進めつつ、龍太郎は言った。
翡翠の顔は見ない。
将棋盤に集中している。
「最近、臥龍と話をしたか?」
「いんや全然、野郎、話しかけても返事しやがらねぇ」
パチリ、パチリ。
「…さっきのはお前の娘だな」
「ん?ああ。龍乃ってんだ。何を血迷ったんだか、天神の生徒会長になったんだとよ。いやぁ、月やかなこを思い出すねぇ、生徒会長」
パチリ。
「龍乃か…あの娘だが」
「ん?」
パチリ、パチリ。
「臥龍が宿っているかもしれん」
パチリ。
「王手だ」
パチリ。
将棋を指しながら大男…夕城流宗主の夕城 翡翠は言う。
「臥龍はどうしている」
「あ?臥龍?」
パチリ。
駒を進めつつ、龍太郎は言った。
翡翠の顔は見ない。
将棋盤に集中している。
「最近、臥龍と話をしたか?」
「いんや全然、野郎、話しかけても返事しやがらねぇ」
パチリ、パチリ。
「…さっきのはお前の娘だな」
「ん?ああ。龍乃ってんだ。何を血迷ったんだか、天神の生徒会長になったんだとよ。いやぁ、月やかなこを思い出すねぇ、生徒会長」
パチリ。
「龍乃か…あの娘だが」
「ん?」
パチリ、パチリ。
「臥龍が宿っているかもしれん」
パチリ。
「王手だ」