龍乃一味のカオスな学園生活
「さくらは!」
空気も読まず、また読めず。
さくらはズイッと一歩前に出る。
「夕城の旦那様奥様の妊活応援を経て、世継ぎが生まれた暁には指南役としてさくらがご指導するのですっ、いわば恋のキューピー!」
さくらの親御さんもツッコミ切れなかったキューピッドの言い間違いだが、これは理事長もシカトされそうなので敢えてスルー。
だってこの子、遊里や龍乃と同じ匂いがすんだもの。
危険な小娘には、理事長近づかない事にしたのです。
くわばらくわばら。
が、言われっ放しでどうにも黙っていられないのが三人ほど。
「…貴様の目的は大体わかった。で…」
武が菩薩片手に立ちはだかる。
「その勝手な言い分を、俺が認めるとでも?」
空気も読まず、また読めず。
さくらはズイッと一歩前に出る。
「夕城の旦那様奥様の妊活応援を経て、世継ぎが生まれた暁には指南役としてさくらがご指導するのですっ、いわば恋のキューピー!」
さくらの親御さんもツッコミ切れなかったキューピッドの言い間違いだが、これは理事長もシカトされそうなので敢えてスルー。
だってこの子、遊里や龍乃と同じ匂いがすんだもの。
危険な小娘には、理事長近づかない事にしたのです。
くわばらくわばら。
が、言われっ放しでどうにも黙っていられないのが三人ほど。
「…貴様の目的は大体わかった。で…」
武が菩薩片手に立ちはだかる。
「その勝手な言い分を、俺が認めるとでも?」