龍乃一味のカオスな学園生活
「不甲斐ないよ武君!」

タンッ、と跳躍する琥珀。

さくらの頭上から。

「哀歌(エレジー)」

心臓を一突きする刺突!

だが新生琴月流は不殺。

琥珀は四季を納刀した上で、哀歌(エレジー)を放つ!

「相手の命を気遣った上での技など…」

さくらは"駄作"夜桜でこれを弾いた!

「技とは呼びません!」

「ならば」

さくらの背後で声がした。

「気遣わずにくれてやろうか…?」

咄嗟にさくらが振り返ると。

「鎮魂歌(レクイエム)」

刹那がまず月蝕の斬撃!

これを辛うじて受け止めるさくら。

その蟀谷に。

「がっ!!!!!!」

もう片方の手で握り締めた頑丈な鞘での殴打!

まともにテンプル(側頭部)への直撃を食らい、さくらは軽い脳震盪で跪いた。

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