龍乃一味のカオスな学園生活
龍之介から二振りの刀を受け取るさくらを見ながら。

「馬鹿息子が…多少ものを考えるようになったな…」

隣で丼にがっついていた龍乃が、微かに笑う。

驚いたように龍乃の顔を見るさくら。

「へへ…さっきからだんまりかと思ってたが…減らず口は相変わらずだな、親父」

龍之介がニヤリと笑う。

…龍乃の身を借りて、臥龍が姿を現していた。

「嫁のめのうは息災か?」

「ああ、今でもいい尻してるぜぇ?」

龍之介の言葉に、フンと鼻を鳴らす臥龍。

「誇り高き臥龍の息子ともあろう者が、女の尻ばかり追い回しおって」

「そういう親父こそ何だ、随分ちびっこい女の体に間借りするようになったんだな、龍太郎はどうした?中古物件に飽きて引っ越しか?」

「女房と畳は新しい方がいいというからな」

臥龍親子、揃って口が悪い。

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