龍乃一味のカオスな学園生活
そういう訳で、沢山の書類を前に片付けを始めるノエル、亜鳥、龍乃。

龍乃と違って、亜鳥はこう見えて頭もいいし成績もいい。

この手の書類仕事はお手の物だ。

すぐに要領を摑んでしまう。

「亜鳥っくすがいると捗るねぇ、アタイもう帰っていい?」

「何言ってるの龍乃さん、これは龍乃さんの仕事でしょ?」

「あう~…」

ノエルに叱られつつ、不満げな顔で書類にペンを走らせる龍乃。

そんな二人の姿を見つめながら。

「ち、ちょっと訊くんだけどさあ…」

亜鳥、歯切れ悪く言う。

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