龍乃一味のカオスな学園生活
「アンタ達、いつも放課後こうして居残ってやってる訳?」

「はい、生徒会日誌に、生徒会長が日々目を通してサインする書類…結構細々したものが多いもので」

亜鳥の質問にノエルが答える。

「二人きりでやってるの?」

「ええ、本当は龍乃さんの仕事なんですけど、龍乃さん一人じゃ下校時間までに間に合いませんから」

「ノエルっち一人なら間に合うんだから、ノエルっち一人でやればいいんさぁ、アタイは居残るだけ無駄なんだよぉ、残業代嵩むよぉ」

「生徒会に残業代はつかないよ?それに何度も言ってるでしょ、これは生徒会長である龍乃さんの仕事だよ」

流石毎日同じ仕事をしているだけの事はある。

ボケもツッコミも息が合っている龍乃とノエル。

「……」

その姿をジト目で見る亜鳥…。

< 206 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop