龍乃一味のカオスな学園生活
そうなると、武としてはもう一つ、協力を仰ぎたい場所がある。

「この不肖夕城 武、一生のお願いでございます!」

頭を下げに行ったのは、天神中華街にある龍虎軒。

龍娘と虎次郎の店だ。

「クリスマステロの為に、料理を提供して頂けないでしょうかっ?報酬は十分とはいえないかもしれませんが、俺の小遣いを削ってでも分割払いで必ずお支払い致しますっ!どうか何卒、何卒っ!」

堅苦しい言葉遣いで懇願する武に。

「あぐっ!」

龍娘、中華鍋を振り下ろす。

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