龍乃一味のカオスな学園生活
という訳で翌日の放課後。

「それじゃあ、よろしくお願いします」

道着に着替えたノエルと龍乃が、道場の中央で対峙する。

他の門下生や、瑠璃や鬼龍といった師範は、まずは見学だ。

「が、臥龍、ノエルっちに怪我とかさせちゃダメだかんね?」

最近ノエルを意識しつつある龍乃、ふと女の子らしい発言を残し。

「…案ずるでないわ」

臥龍と人格が入れ替わる。

「ノエルは我が怪我させられるほど弱くはない…そうだろう?」

「……」

それはこれから手合わせしてみなくては分からない。

以前の出稽古からしばらく経っている。

男子三日会わざれば刮目して見よとも言う事だし。

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