龍乃一味のカオスな学園生活
一応生徒会長の許可も出て、少年は生徒会に加入する事になった。

「えっと、名前聞いていいかな?」

ノエルの質問に。

「……」

相変わらずダンマリの少年。

実に反応の少ない性格だ。

「おい貴様、名を訊かれているのだから答えんか」

遂に武が立ち上がって詰め寄ろうとするが。

「お兄様、そんな怒らないであげて」

花が武を止める。

「まだ生徒会に来たばかりで、緊張しているのかもしれないよ?」

「むぅ…」

可愛い妹の言葉で、武は渋々座る。

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