龍乃一味のカオスな学園生活
三人並んで、ちょっと休憩。

「……」

冬樹は龍乃の横顔を見る。

丹下 龍乃。

かのスペシャルバカ、丹下 龍太郎の娘。

かつて父が仲間達と共に封じた臥龍をその身に住まわせる少女…。

「ん?何かな冬樹っち?」

視線に気付いた龍乃が、冬樹の方を見る。

「……………………………………」

冬樹、ボーッとしたままガン見。

「や、やめてよ冬樹っち…その目からビーム出そうな視線で見つめるのさ…」

照れるというか、もうなんか怖い。

「……………………………………折り合いをつけて…やっておられるのですね…」

「ぇあ?」

首を傾げる龍乃を他所に、冬樹は一人納得してコーヒーを飲んだ。

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