龍乃一味のカオスな学園生活
そんな事を話しながら書類仕事を終え、三人は生徒会室の戸締まりをして下校。

廊下を歩いていると。

「いやぁあぁぁあぁっ」

「まぁあぁあぁてぇえぇえぇっ」

何だか可愛らしい声が二つ、こちらに近づいてくる。

キョトンとした顔をして声の方を見る龍乃達。

見れば廊下の向こうから、二人の小学生が走ってきていた。

ふわふわ胡桃色の髪を靡かせている少女。

そんな彼女を追いかけているのは、元気よく跳ねている杏色の髪に深海色の目をした小さな少年だ。

「ほっぺにちゅーするだけだからぁあぁあっ」

「やだあぁあぁあぁぁっ」

「じゃあベロチューにするからぁあぁあぁあっ」

「もっとやだぁぁあぁあぁあぁっ」

その歳でベロチューとか言うんじゃありません。

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