龍乃一味のカオスな学園生活
「へぇ、人間にしてはやるじゃない、あの子供」

感心したように言う亜鳥。

「ふえぇえぇんっ、助けて下さああいっ」

泣きながら逃げる花龍は、目の前にいる龍乃達に向かって走ってくる。

「逃がさないぞぉ!」

ノエルから逃れたシオンもまた、スピードを緩める事なく、寧ろ加速。

「そりゃあっ!」

跳躍からの飛び付きで、花龍の背中を捕まえようとするが。

「いやぁあぁぁぁっ」

急に進行方向を変えて、シオンから逃れる花龍。

「ありゃっ?」

花龍が回避し、飛びついたシオンの先には龍乃。

彼は龍乃のズボンにしがみ付く形となり、そのままズルッと…。

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