龍乃一味のカオスな学園生活
「ファッ!?」

足首までずり下ろされた制服のズボン。

「いっててて…」

廊下に転倒したシオンが、鼻面を押さえながら顔を上げると。

「お、いちご畑♪」

見上げた先には、絶景かな絶景かな♪

可愛らしい苺パンツがありました。

「き…」

龍乃、瞬時にして真っ赤っかに染まる。

「きゃぁあぁぁあぁあぁぁぁぁぁあっ!」

思わず条件反射で足元に転がったシオンを蹴っ飛ばし、慌ててズボンを引き摺り上げて。

「校内での追いかけっこ禁止っっっっ!今度見付けたら龍乃裁判で死刑っっっ!」

自身が苺みたいに赤くなりながら、龍乃は絶叫する。

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