龍乃一味のカオスな学園生活
「ノエル君、私とクリスマステロ回らない?」

「武君はクリスマステロ誰と過ごすんですか?」

こちらは女子生徒の群れ。

ノエルと武が人気を二分している状態だ。

まぁ刹那は先日のアレ(前話参照)で軟弱に続いて変態のレッテルを貼られた身だ。

言い寄る女子など皆無。

しかし。

「そんな呑気に浮かれている暇などないのだ」

言い寄る女子生徒達には見向きもせず、武は廊下をスタスタと歩く。

「まだクリスマステロでの料理の品数が足りないのだ。何を出すか誰に頼むか…ええい忙しい!行事実行委員とはこうも多忙なものか!」

その鬼気迫る雰囲気に、女子生徒もそれ以上は接近できず。

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