龍乃一味のカオスな学園生活
「にゃははあ、いいねいいね、何だか忙しなくなって、師走って感じだねぇ」

生徒会室の窓から階下を眺めるのは龍乃。

龍太郎似の、どこか江戸っ子気質の彼女は、年末の繁忙期の雰囲気が嫌いではない。

活気づいたあの空気、何だか胸が躍るものだ。

そんな彼女に。

「龍乃」

亜鳥が声をかける。

「亜鳥っくす?」

「その…あの…アレよ」

歯切れ悪く言う亜鳥。

「アンタはノエルとクリスマステロ回るの?その…臥龍はどうするのかしら?」

「がーさん?」

キョトンとする龍乃。

< 357 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop