龍乃一味のカオスな学園生活
「貴様…何者だ?」

月蝕片手にユラリと立ち上がる刹那に。

「うおっ、やべっ、本物がおるじゃないかっ」

もう一人の刹那は素早く踵を返して走り出す!

「待て!」

「あっ、刹那君!」

追いかける刹那と琥珀。

逃げる刹那の足は速い。

とても人間とは思えないような速力。

しかし、琴月の練武場で日々鍛えている刹那と琥珀も負けてはいない。

追跡の末に屋上へと追い詰め。

「もう逃げられんぞ」

距離を置いて、刹那は対峙する。

「随分と上手い変装だが…貴様一体何者だ?あの手紙を書いたのも貴様か?」

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