龍乃一味のカオスな学園生活
妖怪っていうか…。

「ただの風呂上がりの中年オヤジって感じね…そんな格好で寒くないのかしら」

琥珀が見たままの感想を述べる。

「誰が中年オヤジじゃ!かわええ顔をしてドギツイ事言うのぉ、お前!」

涙目になって反論する妖怪大王まさに外道。

「…まさに外道とは…それが貴様の名前なのか…?」

胡乱な目をする刹那。

そんな名前を付けるとは、親の顔が見てみたい。

「お前ら、わしの事をそうやって馬鹿にしとるけどのぉ…」

外道はギロリと刹那達を睨んだ。

「わしの真の正体を知ったら驚くど!わしの正体はのぉ…」

クワッ!と目を見開く外道。

「数百年前にこの天神の地を荒らし回った臥龍なんじゃ!」

「「……」」

呆然とする刹那と琥珀。

と、そこへ。

「相変わらず嘘八百並べておるな、外道」

龍乃の肉体を借りた臥龍が屋上に上がってきた。

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