龍乃一味のカオスな学園生活
「では書類、お預かりします」

書類片手に机に向かう刹那。

「……」

琥珀はペタンと座布団の上に座って、その様子を眺める。

「……お嬢様」

「ん?」

「朝までには終わらせておきますので…どうぞお嬢様は、お部屋に戻ってお休み下さい」

「いいよ、僕もここで手伝うよ」

「いえ…俺一人で充分ですので」

「何よそれ、会計の仕事も満足にできない僕は、ここにいたら邪魔って事?」

「いえ…そういう訳では…」

「じゃあここで待ってる」

「……」

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