龍乃一味のカオスな学園生活

クリスマステロの開催はこの二人の手に託された

明け方。

「ん~?」

トイレに起きた久遠が、刹那の部屋から出て行く琥珀の姿を目撃した。

こんな時間まで、刹那の部屋にいたのか?

一体何してたんだろう。

何となく刹那の部屋を覗く久遠。

「……」

大きく位置が捻じれた机、部屋中に散乱した書類、放り投げられた男物のスウェットパンツ。

そして部屋の中央で、呆然と佇む刹那。

「刹那…」

久遠は溜息をつきながら呟く。

「駄目だよ、幾ら琥珀ちゃんが好きだからってそんな婦女暴行紛いの真似し「帰れ」

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