龍乃一味のカオスな学園生活
夕食の時間。

今日も食欲をそそる香りが食卓を包み込む。

が。

「「!」」

その食卓で顔を合わせるなり、ツイとそっぽを向く琥珀と刹那。

知らん顔して正座する刹那。

隣に座る琥珀が、いつものように薄着でもツッコミは無し。

知ったこっちゃあるか、俺は昨夜ボロクソに言われたんだぞ、と言わんばかり。

そんな態度なものだから、琥珀も余計依怙地になる。

刹那の助けを借りなければ、書類が仕上げられないというのに。

全員揃った所で。

「それでは、頂きます」

宗主孔雀の号令で夕食が始まる。

その最中。

「お嬢様、お話があります」

刹那が口火を切った。

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