龍乃一味のカオスな学園生活
「あ、そうだ!」

花がトテテ、と走って、入り口近くに置いておいた大きな段ボール箱を開く。

中には五所川原&綾小路のキーホルダーセットが沢山。

十分な数は用意してあるが、果たして足りるかどうか。

「ね、ねぇ花っ」

龍乃の腕をグイと引っ張りながら、亜鳥が言う。

「ほらっ、ほらっ、私、臥龍と一緒に来てるよ?キーホルダー頂戴よ」

「にゃははあ、亜鳥っくす、今のアタイは龍乃だよぉ?」

「細かい事言ってんじゃないわよ!」

キーホルダーが欲しかったのやら、臥龍と一緒に来たかったのやら。

「はい、亜鳥さんどうぞ」

花は笑顔でキーホルダーを渡した。

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