龍乃一味のカオスな学園生活
「母上いい加減にしとけよ」

方々に迷惑をかける龍娘に、霸龍闘とリィが歩み寄る。

「みんな困ってるだろ?あんまり絡むなよ」

「んんんん?」

目を細めて、霸龍闘を見る龍娘。

「貴様霸龍闘…『番のエージェント』とか呼ばれて、いい気になっておるのではなかろうな?この母に意見するか」

「にゃんにゃん先生…駄目…飲み過ぎ…」

リィがそっと龍娘の手から老酒の瓶を取り上げようとするが。

「リィ、おい」

流石は龍娘流中国拳法開祖。

彼女は流れるような動きでリィに組み付くと、酒臭い息を吐きながら言う。

「花龍の弟か妹は作らんのか?ん?まだまだお前達『お盛ん』なのだろう?」

「……っっっ」

頬を染めるリィ。

完全に酔っ払いのスケベ親父と化している。

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