龍乃一味のカオスな学園生活
誰も来てくれそうにないなあ。

明日もう一度勧誘に行ってみようかなあ。

今度はちゃんと皆の話も聞いて、きちんとお願いしよっかなあ。

そんな事を考えていた龍乃の耳に。

「!」

ガラガラと。

生徒会室の引き戸を開く音。

「失礼します」

そこに立っていたのはノエルとセレナだった。

「ノエルっち!セレナっち!」

「あの…生徒会副会長…やった事ないから役に立てるか分からないけど」

二人は生徒会室に入ってくる。

「困っている人を助けるのも、武道家としての務めだから」

「私は」

セレナも言う。

「母さんや早川 リィファ(はやかわ リィファ、旧姓グリフィノー)さんに、魔法や精霊術を少し教わって、治癒魔法とか使えるので…保健委員として、役に立てると思います」

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