龍乃一味のカオスな学園生活
「慣れないかい?」

隣に立っていた琥珀が、呟く。

「まぁ突然今までの習慣を変えろって言ってもねぇ…難しいよね」

苦笑いする琥珀に釣られたように、刹那も苦笑い。

「少し待ってくれ。僅かずつでも慣れていく」

「やーだ、待てない。僕、待つの嫌いだもん」

悪戯っぽく腕を引き寄せる琥珀。

「おっと…」

不意に引っ張られたせいか。

剣客らしからぬ不安定さで、刹那が体勢を崩す。

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